2002年05月12日 REPORT0512

釣行日記
By Akio関西支部長


日付 2002年05月12日(日曜日)
天候  
海上 こころもち上りの入れ潮 波 穏やか
 
場所 伊古木沖 水深85m
船宿  
URL   
種目 真鯛
仕掛け ハリス フロロカーボン5号
針 真鯛針 10号
天秤仕掛け 3本針
餌&コマセ オキアミ
釣果
ポイントへ着くまでの感じでは、てっきり下り潮だと思いこんで一番最初は船をポイントの上手につけたが、潮の流れは少し上り潮で陸へ陸へと流れる入れ潮でした。

仕掛けを降ろしてしまったのは、仕方ないからそのままアタリを待つが、ポイントからズレテいるので当然なにも釣れない。

早々に仕掛けを巻き上げ、船を移動させ、第2投目、ここからが、本当の始まりである。

ここ数日のパターンから、最初に真鯛が釣れるハズと期待を胸に驚かせるが、釣れるのはイサキばかり。

しかも、1尾ずつ。

数回仕掛けを降ろしその全てが、三本針の一番下にしかイサキが掛かっていない事。

金魚みたいな外道が釣れてる所をみると降ろしたタナが深すぎるのだろう2mほど上げてみる

イサキの小さなアタリのあと、大きなアタリがあり

すぐに、アタリは止まる。

仕掛けに掛かったイサキを何か大型魚が狙っているのだろう?

現にあがってきたイサキは、お腹の所が食いちぎられていたりしてた。

直ぐ下の写真を参考

http://kioka.cside8.com/offshore/diary/20020512niki.jpg

それで何度か、これまで釣っていたイサキを活き餌にして活餌仕掛けでやってみたけど、全くアタリは無かった。

やっぱりずっとここで釣りをしてて、魚がスレテいて、太い仕掛けだと魚に仕掛けだと言う事を悟られてしまうのだろう。

ここは、例の作戦をやってみるしかない

* 例の作戦とは *

イサキが釣れても仕掛けを上げずそのままにしておいて、真鯛がイサキに食らい付くまで待って、

イサキで真鯛を釣ろうという作戦です。

*仕掛けは、活餌用の太い仕掛けではなくそのままの仕掛け(ハリス5号三本針)です。

活餌釣りでハリス5号は、細いですが、そこはそうあくまでイサキ狙いですから・・・

ハリスが細い分、バラシは多くなると思いますが、運良く、針が真鯛の口にかかれば、相当のサイズまでゲット可能です。


早速、小さなアタリがある。その直後少し大きく竿が動く

(イサキが真鯛の攻撃を避けようと暴れているのだろう??ホントのところは解らないけど・・・)

次ぎに大きなアタリがある。

引きは一度だけですぐにロッドのしなりは元に戻る。

ここの時点では、真鯛はイサキをカジッテいるだけだからここは辛抱!

また、ロッドが大きくしなる、

ここでも、辛抱する

やはりこれも一度だけ。

数回こんな事を繰り返した頃だろうか

今度は、穂先が海面に突き刺さり動かなくなる。

二呼吸ほどおいて、リールを巻き始める

ハリスが5号だから、ドラッグはかなり緩め、時間はタップリあるのだから

魚が行きたい時には魚の行きたいようにさせてやる

ロッドへのテンションが強くなりすぎない事だけを注意して、ゆっくり、ゆっくり上げて来る。

やりとりは、5分くらい続いたと思う。

残り、30m 残り20m 残り8mを切る

リールから、ピー、ピーと音がする

この音を聞くと少し安心する。

残り0m、天秤を手繰り寄せクッションを掴む。

ハリスに手が掛かり引き寄せる。

小さな魚体の下に白い大きな巨体が見える

間違い無く真鯛だ!

しかもビッグサイズ!

タモ、を手に取る

タモが小さすぎて半分しか入らない。

上がって来たのは、80センチの真鯛でした。

上がってきた仕掛けを確認してみると 案の定、真鯛はイサキを最後まで食べてイサキはクチバシだけが残っていました。

上の食いちぎられたイサキを見てもらうと解るけど丸呑みするには、少し大きすぎるので、真鯛はイサキを徐々に食べているのだろう?

いつもならこれで終了する所ですがこれで終わらないのは今日の僕だった。

すぐさま、船を下手に移動させ仕掛けを降ろす。

と、直ぐに先ほどと同じアタリが!

今回も我慢我慢と自分に言い聞かせる。

手応えは、先程より大きいかも??

なかなか上がって来ない。

残り60mまで(タナから15m引き上げた地点)

持ってくるのに、かなりの苦労した

その後も攻防は続く・・・・

真鯛の場合、底を切れば、あとはそんなに苦労しないモノだが、こいつは違ってた。

最後まで、抵抗した。

残り20mもう少しだ!

ここで、悪い事に仕掛けが船の下にもぐり込んだ。

船を少しだけ前に進ませたいけど

ここで前進してしまうと、仕掛けがプロペラに絡んでしまう

ここは、そのまま仕掛けを手繰り寄せる。

ハリスに手が掛かる

案の定、魚は、船の底の方向にある。

三本仕掛けの上の二本の針が船底に引っかかってしまう事も考えられるので、

体を船からだし、仕掛けが船底に引っかからないように手繰り寄せる。

一本目の針はOK、二本目もOK

そして、船の影から見えた巨体は90センチ、8.8キロの見事な真鯛だった。

昨年作った、93センチ 10.8キロには及ばないが 今期最長 歴代第2位の記録です。

追伸

この真鯛には、切れた仕掛け(針)が5本引っかかっていました。

いままで、最低でも5人 実際は何人かわからない

幾多のアングラーの挑戦を退けて来たのでしょう。

http://kioka.cside8.com/offshore/diary/20020512tai.jpg

今日は、用事があり8時で釣行終了!

本日の釣果

真鯛 80〜90センチ 2尾
イサキ 20尾
丸ソーダ 4尾
金ムロ 6尾でした。

http://kioka.cside8.com/offshore/diary/20020512niki2.jpg