2002年07月30日 REPORT0730

釣行日記
By 漁労長


日付 2002年07月30日(火曜日)
天候 晴れ
海上 ナギ 
普通 
場所 下浦沖 
船宿 ムツ六
URL  
種目 タチウオ
仕掛け タチウオ針小小
8号2本針
釣果
このところ好調なタチウオを狙って今シーズン初釣りを常宿の久里浜港ムツ六から出船です。

先週は超多忙で土日出勤となったため、久々代休を取っての平日釣行ですが、さすがにこのところ好調なだけあって出船一時間半前に到着したのに既に両艫と右舷艫2番には竿が立ってます。

定刻の7時半には10名の客を乗せて出船となりました。

今日の狙いはシーズンはじめの本命場所下浦沖です。
潮はやや利いていないようですが、うねりも無く、前日までの好調ぶりから思わず2〜30は固いかななんて取らぬ狸のなんとやら。

慎重に潮廻りの後第一投、昨日は40〜60メートルであたったけれど潮が効かないので30ぐらいまで誘ってくださいとの案内で誘いを開始する。

ウ〜ンどうしたことか30分以上コツンともあたりません。

船中誰にもあたりが無く、廻りの船でも上がっている気配はありません。

昨日までは釣れたんだけどねーなんていういつか聞いた言葉が脳裏をよぎります。

次第に湾奥の船も集まって結構な船団になりました。

そのうちあちこちの船で上がり始めたようですが、どの船でも好調なのはルアー組ばかり。

初期のタチウオは棚が一定せず結局今日も10〜70ぐらいまでと全く棚が固まらず、40メートル前後が比較的あたりが多かったのですが、こういうケースでは広くすばやく棚を探れるルアーに部があるようです。

私の釣りのほうは中々好転せず、9時過ぎにようやく一本目、今の時期にしては中々立派な90センチオーバーの刺身サイズです。

なんとこれが船中第1号、顔見知りのベテラン連中も大苦戦で、そんな中探り幅を小さくソーッと利き上げるようにしていくとコツンと小さなあたり、少し送り込んで大きくあわせると順調に4本まで連続ヒット。

さっきまでの不調がうそのようです。

ところがドッコイ好事魔多しとはこんなことでしょうか、それほど使っていないタチウオ専用竿のトップから10センチほどのところからポッキリ、しかもガイドとガイドの間がささくれ立ったようになって折れてしまいました。

チョッと気勢をそがれましたが気を取り直してスペアロッドに交換して再開です。

ところがところがまたまたドツボにはまり込んでしまいました。

最初の釣れない時期に連釣しているのを見た隣の自称初心者にコツを聞かれあれこれ薀蓄を語ったのがすっかり逆転し、彼はもうツ抜けです。

全く穴があったら入りたいような状態で、ますます訳がわからなくなり、たまにあたりをとっても合わせが悪くフッキングしません。

全体に食い渋っているとはいうものの船中最高は20を超えています。

昼近くになって下げ潮が効いてきたらようやく3時間ぶりに5本目、それからも好転せずぽつんぽつんと終わってみればやっと8本と言う体たらく。

船中3〜32とそこそこやっている連中が乗った割には随分と差がつきました。

今日に限っていえば比較的大きく早くしゃくってタチウオの食い気を誘った方がよく乗ったようですが、私としてはソフトな誘いでしょっぱなに釣果があったため、最後までこだわってしまいました。

帰宅後刺身と塩焼きで2本捌き、残りを味噌漬と干物に加工しましたが、今の時期にしては卵も育っており、脂も乗っていました。8月下旬から9月にかけては大本命場所の観音崎沖90メートルだちで底から5〜20を狙うようになりますがこうなるとルアーではチョッとつらくなります。

ルアーファンは早めの釣行がお勧めかもしれません。

本日の教訓

1. 道具の点検忘れずに
 竿が変わるとリズムが変わってドつぼにはまりますよ。

2. こだわりは捨てること
 ある意味こだわりは大事ですが状況に合わせて柔軟に対応することが肝要

3. つまらぬ講釈(能書き)は禁物
 イヤー今日は暑くて大汗、冷や汗もたっぷりでした。

なお、本日(2日)の釣果をみると巳の助丸ではビックリのトップ112匹ですと。

巳の助はカワハギで有名ですが、釣行日には大型船に2名しか乗船しておらず、意外と穴場かもしれません。